障がい？　そいがないよー！

明けましておめでとうございます本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年は明けたものの、今回のネタは先月の20日に行なわれた愛・あいネットの「忘年会」の話です。

昨年の愛・あいネットの忘年会は、宿泊研修施設を借り（障がいを持っている人にも優しいバリアフリーロッジで）料理を自分達で作って楽しむことになりました。

私の母も一緒に参加することになったのですが、宿泊はタロウがいるのでできない・・・と話すと

「タロウも一緒に連れてくればいいよー」

とみんなに言われ、「じゃあ、お言葉に甘えて」ということでタロウも連れて行きました。

忘年会当日、の後部座席に犬用のドライブシートをつけ、いつも使ってる毛布も積みこみ出発しました。

時々タロウをに乗せ、ドッグランに行ったり近くのお店まで買い物に行ったりしますが、1時間越のドライブは2年ぶりです。

いつもと違う雰囲気をタロウも感じていたのか、すごく興奮していました。

ちょっとでも気が紛れるかなぁーと思い、後部座席の左右の窓を少しだけ開けてあげました。

すると、１０cmくらいの間から鼻を出し、外の匂いをクンクン嗅いでいました。

国道に出ると対向車が多くなります。いつもは対向車に吠えることはめったにないのですが、大きなバスに対して吠えたのをきっかけにして、対向車全部に吠え始めたのです。

「ワンッワンッワンッ」

狭い車内にタロウの声が響き渡ります。

「ワンッワンッワンッ」

「うるさいタロウみんがいとなっがー」（訳：うるさい！タロウ！耳が痛くなる！）

たまらず母が発した言葉です

「タロウ、大丈夫だから・・・一緒に泊まりに行くんだよ」

「ワンッワンッワンッ」　それでも吠えることをやめません

「連れてこんければよかったー。うっすそなあんべがすっ」（連れてくるんじゃなかった。捨てたい気分になる）

本音ではない母の言葉です。

30分くらい走ったあと、タロウのおしっこタイムをとり、小休憩をしました。

休憩をとったら少しは落ち着くかな？と思ったのですが、に乗るとまた同じ・・・結局、目的地につくまでタロウは吠え続けたのです

から降ろし、愛・あいネットのスタッフとか利用者さんに吠えるんじゃないかなぁーと心配しましたが、それまで吠え疲れたのか吠えませんでしたホッと一安心

スタッフをはじめ、たくさんの人に声をかけてもらい、中でも動物が大好きな小学4年生のシンちゃんにはよく遊んでもらったり、散歩に連れて行ってもらったりしてうれしそうでした。

翌日、１１時過ぎに宿泊研修施設を後にし、帰りのの中ではどうかなぁーと思っていましたが、案の定、昨日と同じ状況でした。

１２時半くらいに帰り着き、陽のあたるあたたかいところにタロウをつなぎ、私も母も昼ごはんを食べ、休憩しました。

ふと、タロウが気になり行ってみると、大の字になって寝てました

私はそれまでタロウが大の字になって寝てるところを見たことがありません。

思わず「プッ」と吹き出すと、タロウがびっくりしたように目を覚まし、そばによって来ました。

「ゴメン、ゴメン、タロウ2日間吠えて疲れたんだねー。いいよ、いいよ、おやすみ」

と言って私が座って撫でてあげると、私の左手に頭を乗せてまた大の字になり夢の中へ・・・

タロウも「ハァ～、すったいだれた～。やっぱり我が家が一番」（ハァ～、すごく疲れた～）と思ってるのかなぁーと

お疲れ様でしたねタロウ