愛犬タロウのため息
私は今、2歳半になる雑種の犬を飼っています。名はタロウ。友人の知人宅からもらってきました。下の写真はちょうど生まれて2ヵ月目に引き取りに行った直後の写真です。
ちっちゃくて、かわいかった~ (*^_^*) (今もかわいいけど)
タロウを引き取りに行く前に、私は犬を飼うのは初めてだったので『愛犬の飼い方』という本を買って勉強しました。しつけの方法とか、気をつけなきゃいけないこと等。
引き取ってきた日の夜、見知らぬ家で、母犬とも5匹のきょうだいとも離された寂しさと不安からか、タロウは鳴きました。2月の底冷えのする夜、1時間おきぐらいに目を覚まして鳴くのです。私は眠い中、勝手口の土間に置いたダンボールのところに行き、中のタロウに
「大丈夫だよ。いい子だからね。」
と撫でながら寝かせました。それが一晩に4,5回、3日ほど続きました。私はタロウを撫でながら自分のことを思い出していました。
私は、小学校に入る前の年に、親元を離れ、障害児施設に入園しました。入園した最初の夜、初めての場所で、何で親が迎えに来ないのかわけが分からず、寂しさと不安でいっぱいになり泣きました。
「だから、あんたの気持ちはよ~く分かるよぉー」
と思いながら、タロウを優しく撫でてあげました。
4日目には母から
「家の中では飼えないから、外に慣れさせた方がいい」
と言われ、用意した犬小屋に寒くないよう毛布を敷き、屋根の上からも毛布をかぶせ、小屋を離れました。その日の夜は鳴き声が聞こえても「ガマン、ガマン、タロウのため…」と駆けつけたい気持ちを抑えました。
3日ぐらい過ぎると、タロウもあきらめがついたみたいです。
その頃プー太郎だった私は、タロウのしつけに一生懸命でした。まずは「おすわり」からです。小さなおやつを手に持ち、「おすわり」と言い、できたらすぐにおやつを与え、「いい子だねー。タロウはいい子だねー」と誉めて、頭と体を撫でてあげました。
やがて、おすわり、伏せ、お手、おかわり、待てができるようになりました。でも、どうしてもうまくいかなかったのが、散歩の時、私よりも先に行こうとすることです。
今までのブログを見てご存知のとおり、私は足が悪く、歩く速度も普通の人の2分の1ぐらいです(それより遅いかも…)。プー太郎の私(ひまじん)は、朝1時間くらい、夕方にも1時間ぐらいタロウと散歩に行きました。(私の今までの人生の中であんなに歩いたのは初めてです)
リードをつけ、歩き始めるのですが、どうしても先に行こうとするタロウについていけず、リードを引っ張るはめになってしまうのです。そうして何回も引っ張ると、タロウはおすわりをして前足で耳をかくような動作をしたあとに
「はぁ~…」
とため息をつくのです。
「もぉー、ため息ついてもしょうがないでしょ!」
と言いながら、散歩は続くのです。
時々、学校帰りの甥っ子(タロウの名付け親)に途中で会うと、バトンタッチで私からリードを受け取り、家まで送り届けてくれるのですが、甥っ子が先に歩き出し、タロウもうれしそうに(歩くのが速いから?)ついていくのですが、後ろから遅れてくる私をタロウが時々振り返るのです。(大丈夫かなぁ?ちゃんと来てるかな?)とでも思っているのでしょうか。甥っ子もそれに気づき、
「どげんしたとよぉー、〇〇〇おばさんが気になっとかぁ?」
と聞いていました。そういう姿を見ると、ちょっとうれしくなり、
「ため息つかれても、まぁいいかー」
と思ってしまう私なのでした。
後日、高校時代からの友人に
「私ねー、タロウにため息つかれるがよぉー」
と話すと、
「あっははは、ほんっとに犬がため息つくのぉー。あーおかしい。」
と大爆笑されちゃいました(^_^;)
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ねこみちさんへ
コメントをいただき、ありがとうございます。そして、タロウのことを「かわいい」と言ってくださり、本当にうれしいです。ねこみちさんもお名前から察するに、動物がお好きなんでしょうね。
私は、タロウと出会う前は、自分がこんなに動物好きだったとは知りませんでした。タロウに出会って、いろいろな面で違う世界が見えてきたように感じてます。タロウに感謝です。
タロウに関する話はまたブログに書くつもりです。ご感想などまたお待ちしております。また、ねこみちさんのお話も聞かせてください。よろしくお願いいたします。
投稿: みっちゃん | 2007年7月12日 (木) 09:42
はじめまして。
タロウちゃん、かわいいですね。(^^)
犬のため息、聞いてみたいです。
そして、振り返るタロウちゃん。
読んでてウルっときちゃいました。
投稿: ねこみち | 2007年7月10日 (火) 20:50