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2007年9月

2007年9月 3日 (月)

「キャン ユー スピーク イングリッシュ?」

 私はけっこうミーハーな奴です。うぜけん(世間)で流行っているものとか、TVで放送された情報とかにすぐ飛びついてしまったりします。

 約20年前のニュースステーション(久米宏さんがキャスターの頃)で、アメリカ横断鉄道(アムトラック)の映像を見て、その壮大さと美しさに心惹かれ、実際に乗ってみたいと思ってしまいました。

 その頃、私の周りにはそういうことに興味のありそうな友人はおらず、どうするかなぁと考えました。

 ツアーに参加してもいいけど、歩くのが遅いから他の人に迷惑をかけることになるしなぁー、一人で行くんだったら英語が話せた方がいいよなぁー(^_^;)

 ということで、まずは英会話教室に通うことから始めました。もともと英語は好きだったし、半年も通えば何とかなるっしょ!という軽い気持ちで英会話教室の門を叩いたのです。

 英会話を習おうと思ったきっかけはもう一つあります。

 ある日、仕事帰りにバスを待っている時、外人の父娘がそばを通りかかりました。その女の子がとっても可愛くて、たぶん私は女の子を見ながらにこっと笑ったんだと思います。すると、お父さんが

 「Can you speak English?

と話しかけてきたのです。びっくりした私は

 「No!No!

としか言えず、首を横に振り、右手を左右に振ることしかできませんでした。

 「英語は話せないですか?」

次にお父さんが発した流暢な日本語です。

 「はい、すみません」

となぜか私は謝っていました。

 バスに乗り、落ち着きを取り戻した私は

 “日本語ができるんだったら、最初から日本語で言ってくれても良かったんじゃん<`ヘ´>

と腹が立ちましたが、考えてみると、中学校・高等学校と6年間も英語を勉強したのに、さっきのような状況で対応できないのも考えものだなぁー、と反省しました。(もっとも、私が英語を勉強した時代は、会話よりも文法に重点が置かれていたのですが……“ジス イズ ア ペン”なんてどんな状況で使うんでしょうねぇ?)

 それに、英語が話せたらちょっとかっこいいかなぁー(^_^)vという思いも…(やっぱりミーハー?)

 結局、半年のつもりが約2年位通いました。

 英会話に通い始めて1年ほど経った頃、アメリカ横断の旅を計画しました。が、ビザを取得する段階でアメリカ大使館の方から

 『一人旅は大変危険です。もしどうしてもと言うのであれば、一度こちらへおいでください。面接した上でビザを発行するかどうか判断いたします。』

と言われたのです。ちょうどその時は仕事が忙しくて(というのは建前で、本音は自信がなかった?)結局はあきらめたのですが、やっぱり一人でアメリカに行くのは無謀な考えだったのかもしれません。

 アメリカはあきらめましたが、一緒に英会話を習っていた人と仲良くなり、その人がオーストラリアへ半年間の語学留学へ行くことになりました。

 「もしよかったら、向こうへ行ってる間に遊びにおいでよ。泊りは私が借りるアパートでいいよ」

と出発前に言ってくれたのです。

 ならば、お言葉に甘えて(^^♪ ということで、初めての海外旅行をオーストラリアに決め、ツアーではなく一人で行くことにしました。

 その時の旅行記(小ハプニングあり、大ハプニングあり)は、また近いうちにブログへ載せようと思います。

 ここまで読まれたみなさんは

 『へぇ~、みっちゃんは英会話ができるんだー』

と思われたことでしょう。

 でも、もう何年も英会話から遠ざかってしまったので、今は話せませんので悪しからずm(__)m